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物性値データを保存し、他のプロジェクトで使うことはできますか?

回答
【scFLOWの場合】
材質などの物性値データはPRPファイルに保存し、利用することができます。
物性値を蓄積し利用する手順は、
 
①scFLOWpreの物性一覧画面で物性の追加・編集を行います。
②メニューバーの[ファイル]-[エクスポート]で[PRPファイル]を選択し、任意の場所に保存します。
③メニューバーの[オプション]-[環境設定]-[プログラムの詳細設定]-[ファイル]-[物性ファイル(PRP)]
の欄で、保存した物性ファイルを選択し、OKを押してscFLOWpreを一旦閉じます。
④もう一度scFLOWpreを起動するとPRPファイルが読み込まれ、物性一覧画面に反映されます。
⑤さらに物性を追加したときはPRPファイルを上書きするか、新たにPRPファイルを作成して
③の参照先を変更し、再起動します。
 
こうしてあらかじめ必要な物性を登録したPRPファイルを読み込んでプロジェクトを開始することで、
蓄積された物性値リストを利用することができます。
 
 
【STREAM・熱設計PACの場合】
材質などの物性値データは物性ファイル(*.xml)に保存し、利用することができます。
物性値を蓄積し利用する手順は、
 
①STpre、HEATpreの物性一覧画面(固体物性は部品ダイアログ-[材質]から、流体物性は
[解析領域編集]ダイアログ-[材質]や[条件ウィザード]-[流体領域]など)で物性の追加・編集を行います。
②メニューバーの[ファイル]-[エキスポート]で[物性ファイル(*.xml)]を選択し、任意の場所に保存します。
③メニューバーの[オプション]-[プログラムの詳細設定]-[ファイル]-[物性ファイル]
の欄で、保存した物性ファイルを選択し、OKを押してSTpre、HEATpreを一旦閉じます。
④もう一度STpre、HEATpreを起動すると物性ファイルが読み込まれ、物性一覧画面に反映されます。
⑤さらに物性を追加したときは物性ファイルを上書きするか、新たに物性ファイルを作成して
③の参照先を変更し、再起動します。
 
こうしてあらかじめ必要な物性を登録した物性ファイルを読み込んでプロジェクトを開始することで、
蓄積された物性値リストを利用することができます。
 
 
【SCRYU/Tetraの場合】
材質などの物性値データはPRPファイルに保存し、利用することができます。
物性値を蓄積し利用する手順は、
 
①SCTpreの物性一覧画面で物性の追加・編集を行います。
②メニューバーの[ファイル]-[保存]で[PRPファイル]を選択し、任意の場所に保存します。
③メニューバーの[オプション]-[プログラムの詳細設定]-[プログラムの動作]-[PRPファイル]
の画面上部で、保存したPRPファイルを選択し、OKを押してSCTpreを一旦閉じます。
画面下部の[PRP_STRUCTファイル]は構造解析用の物性ファイルです。
④もう一度SCTpreを起動するとPRPファイルが読み込まれ、物性一覧画面に反映されます。
⑤さらに物性を追加したときはPRPファイルを上書きするか、新たにPRPファイルを作成して
③の参照先を変更し、再起動します。
 
また、過去の解析で使用した物性値をPRPファイルに追加する際には、まず物性データ蓄積用に用意した
PRPファイルがSCTpreに読み込まれている状態で、過去の解析で使用したSファイルを
SCTpreに読み込みます。すると解析に使用していた物性値も一緒に読み込まれますので、
それらが物性値一覧に加えられていることを確認してPRPファイルを上書き保存するのが簡便です。