hexagon logo

STREAMの結露解析ではどのような計算式を使って計算がおこなわれているのですか?

回答
 
結露解析では水蒸気の拡散を使用して解析をおこなっています。
STREAMでは次のようにして結露量の計算をおこなっています。
 
1)ルイス則に基づいて湿度伝達係数 Hd [m/s]を計算します。
Hd=Ht / (ρ×Cp×Le^a)
 
Ht:熱伝達係数
ρ:密度
Cp:定圧定数
Le:ルイス数
a:ルイス数の指数。デフォルト設定では0.67
 
2)1気圧での飽和蒸気表を使用して壁面温度での飽和絶対湿度 Cw [kg/kgDA]を決定します。
各温度での飽和絶対湿度は「空気調和・衛生工学便覧」などで調べることができます。
3)瞬時結露量 C [kg/(s・m^2)]を計算します。
C = ρ×Hd×(Ca - Cw)
 
Ca:壁面に隣接する要素の絶対湿度
 
以下もご参照ください。
STREAM ユーザーズガイド基礎編「湿度解析と結露・蒸発解析」
STREAM ユーザーズガイドリファレンス(ソルバー)編「HUMNコマンド」