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現在ScFlowを使って、人体の熱バランスについて解析を行いたいと思っているのですが、その解析手法についていくつか教えていただきたいです。 2. JOSモデルを含む定常解析はどうすればよいでしょうか? 非定常計算であれば解析が回るのですが、定常計算の場合ソルバーでエラーが出ます。

エラーログでは、
Unknown error is detected by mpiexec
と表示されます。
  • 計算は発散しているようです。
    定常解析でもJOSモデルそのものは陽解法なのでデフォルトとして内部で時間間隔を自動設定した解析を行っています。
    つまり
    気流解析(定常解析)+JOSモデル(非定常解析)
    がJOSモデルを使った定常解析の実態になります。
    発散の原因が気流解析側の可能性も当然にありますが、JOS側の安定化法を以下に2つ紹介しておきます。お試しください。
    1.デフォルトで自動設定される時間間隔を値指定して、小さい値を設定する。
    「条件設定」-「人体モデル」-「オプション」
    で設定できます。安定解析できるまでTRY&ERRORになるかと思います。
    当然に設定した時間間隔が小さいほど安定です。が定常までのサイクル、つまり計算時間は多くなります。​
    2.気体の初期温度を最終的に定常状態に近い温度(平均)より少し低い、例えば5℃ほど低い温度にする。
    初期温度がデフォルトの0℃になっていると人体との温度差が大きくなり、解析の初期に大きな熱移動が発生し、 JOS側の陽解法で発散し易くなります。それを回避する効果があると思います。
    以上、ご参考まで。