hexagon logo

スリットパンチングに開口率を設定する場合と、パネルを選択し条件ウィザードで開口率を加えた場合の2つの手法の違いについて教えて下さい。(詳細に続きます)

スリットパンチングに開口率を設定する場合と、パネルを選択し条件ウィザードで開口率を加えた場合の2つの手法でCFD解析を行った結果、風速分布、圧力分布、流速方向にてそれぞれ全く異なる結果が出てしまいました。それぞれの設定の違いやそれぞれでの計算手法の詳細について教えて頂けるとありがたいです。
  • 両者の違いは、開口率に見合う圧力損失条件があるかどうかにあります。
    スリットパンチングの場合は設定した開口率に対応する圧力損失条件が自動的に付加された条件になります。
    しかし、パネルに開口率を設定しても、パネルを構成する要素面の面積が変わるだけで圧力損失は与えらていません。おそらく、パネル面で面積効果による「増速は生じているが、圧力損失が発生していない」という計算結果になっていると思います。
     
    スリットパンチングと同様に圧力損失条件を付加した面を作成したい場合は、パネルではなく条件領域面にして、それに対して別途「発生条件」ー「面発生条件」ー「面積圧力損失」タブで圧力損失条件を与えることでスリットパンチングと同じ結果にすることができます。
    ところでお使いのSTREAMのバージョンは最新バージョンではないようですね。
    パネルに開口率を与えても圧力損失も同時に与えないとほとんど意味がないので
    現在では(最新はV2021.1)パネルへの開口率付加はできなくなっています。
    つまり、流体が通過できないパネル(開口率0)のみ利用可能となっています。 
    以上、ご参考になりましたら幸いです。
     
  • 丁寧なご説明をしていただき、どうもありがとうございました。
    勉強になりました。
    取り急ぎ、お礼申し上げます。
    早速、最新バージョンにアップデート致します。​