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scFLOWでフォーミュラマシンに搭載されるウイングの流体解析を行っております.重合格子を用いて,3枚羽のうち真ん中の2枚目が流量に応じて開閉する機構となっております(以前ご送付いたしましたものと同じものです).何度も解析を行おうとしているのですが,下記のエラーが出て解析が異常終了してしまいます. /FE0038/DIAGONAL TERM FOR PRESSURE CORRECTION IS INCORRECT(187132) 何が原因だと考えられますでしょうか.ご教授いただけたら幸いです.

scFLOWでフォーミュラマシンに搭載されるウイングの流体解析を行っております.重合格子を用いて,3枚羽のうち真ん中の2枚目が流量に応じて開閉する機構となっております(以前ご送付いたしましたものと同じものです).何度も解析を行おうとしているのですが,下記のエラーが出て解析が異常終了してしまいます.
/FE0038/DIAGONAL TERM FOR PRESSURE CORRECTION IS INCORRECT(187132)
何が原因だと考えられますでしょうか.ご教授いただけたら幸いです.
Parents
  • データを拝見しました。
    結論から申し上げて、メッシュが粗すぎると思います。
    以下の説明図を見てください。左が頂いた発散するメッシュで、右が改善例のメッシュになります。
     
    問題点は3つです。(解析として他にもあるかもしれませんが、発散回避の観点から)
    1.赤丸部分、
    重合格子において、メッシュが重なり合う部分では、それぞれのメッシュの要素サイズを同等にすることが安定解析に置いて重要です。左の発散データではサイズ比が大きいです。右の改善例のように同じくらいのサイズの要素(流体の)にします。
    2,青丸部分、
    隙間のメッシュが少ないと重なる部分で情報のやりとりの精度が落ちます。場合によっては隙間を流体が通過できないこともあります。隙間でそれぞれの十分な要素になるようメッシュを切ってください。境界層要素を増やすことで対応できる場合もあります。1の対応で2も満たすこともできます。
    3.紫丸部分、
    CADデータとして軸がありますが、これらはモデル構築時に閉空間と認識されて、それぞれが独立した流体空間となっています。 プリの部品ツリーで確認できます。それぞれの小さな流体空間で流れ?の計算をさせていることになります。CADで取っ払うのが良いと思います。
    後、本質的ではありませんが、羽①_1012[2]のモデルは移動しないので物性は不要です。障害物でいいと思います。物性があっても問題ないですが、内部のメッシュを作るので無意味で無駄なメッシュが生成されます。時間の節約として障害物にした方が良いと思います。
     
    以上で発散回避が可能と思います。
    確認後、TRYしてみてください。
     
    なお、wing_succeeded.pphが発散しなかったのはほぼたまたまだと思います。
    青丸部分のところに発散するケースよりメッシュが多かったのが影響しているのかもしれません。
    が、解析するメッシュとしては望ましくないと個人的は思います。
    以上、ご参考まで。​
     
Reply
  • データを拝見しました。
    結論から申し上げて、メッシュが粗すぎると思います。
    以下の説明図を見てください。左が頂いた発散するメッシュで、右が改善例のメッシュになります。
     
    問題点は3つです。(解析として他にもあるかもしれませんが、発散回避の観点から)
    1.赤丸部分、
    重合格子において、メッシュが重なり合う部分では、それぞれのメッシュの要素サイズを同等にすることが安定解析に置いて重要です。左の発散データではサイズ比が大きいです。右の改善例のように同じくらいのサイズの要素(流体の)にします。
    2,青丸部分、
    隙間のメッシュが少ないと重なる部分で情報のやりとりの精度が落ちます。場合によっては隙間を流体が通過できないこともあります。隙間でそれぞれの十分な要素になるようメッシュを切ってください。境界層要素を増やすことで対応できる場合もあります。1の対応で2も満たすこともできます。
    3.紫丸部分、
    CADデータとして軸がありますが、これらはモデル構築時に閉空間と認識されて、それぞれが独立した流体空間となっています。 プリの部品ツリーで確認できます。それぞれの小さな流体空間で流れ?の計算をさせていることになります。CADで取っ払うのが良いと思います。
    後、本質的ではありませんが、羽①_1012[2]のモデルは移動しないので物性は不要です。障害物でいいと思います。物性があっても問題ないですが、内部のメッシュを作るので無意味で無駄なメッシュが生成されます。時間の節約として障害物にした方が良いと思います。
     
    以上で発散回避が可能と思います。
    確認後、TRYしてみてください。
     
    なお、wing_succeeded.pphが発散しなかったのはほぼたまたまだと思います。
    青丸部分のところに発散するケースよりメッシュが多かったのが影響しているのかもしれません。
    が、解析するメッシュとしては望ましくないと個人的は思います。
    以上、ご参考まで。​
     
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