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ScFlowでミストを噴霧したいのですが、噴霧粒子数が多過ぎて(8桁以上の場合)、FE0007のエラーが発生しています。この場合、噴霧粒子数を減らさずにエラーを解決する方法はございますでしょうか。 なお、これはパソコンの性能も関係しているのでしょうか。

ScFlowでミストを噴霧したいのですが、噴霧粒子数が多過ぎて(8桁以上の場合)、FE0007のエラーが発生しています。この場合、噴霧粒子数を減らさずにエラーを解決する方法はございますでしょうか。
なお、これはパソコンの性能も関係しているのでしょうか。
  • 噴霧粒子数(1回当たり)を減らすことで、当たり前ですが計算で追跡する粒子数は減ることになります。
    ただし、計算で追跡する粒子数は減っても、1つの粒子が複数の粒子を代表していると計算されるので噴霧粒子総量(1回あたり)分の粒子の影響は考慮されていることになっています。
    複数の粒子を代表することはパーセルとか呼ばれています。以下、パーセルの計算式です。
    パーセル=噴霧粒子総量(1回あたり)/(粒子密度×粒子1個の体積×噴霧粒子数(1回あたり))
    噴霧粒子数(1回当たり)を減らすほどパーセルは大きくなり、1個の粒子がそれだけ多くの粒子を代表していることになります。パーセルが大きいと計算で追跡する粒子数は少なくなり、計算負荷も小さくなりますが、大きすぎても実際とは異なって来ますので自身で適当に調整してください。
    パーセルを大きくすることだけでFE0007が解消するかどうかは、問題の詳細が分からないのでなんとも言えませんが、一度試してみてはいかがでしょう。後、時間間隔が大きいこともFE0007の原因にもなりますので、より小さくすることも検討してみてください。
     
    なお、PCの性能が原因でFE0007が出ることはありません。性能は計算時間に影響しますし、またメモリが少ないとメモリ不足で計算がエラーを出してストップするこてはあります。
    FE0007は異常な計算なっていることを示し、一般的には「発散している」と表現されます。
     
    1. メッシュ品質が悪く計算が不安定になっている
    2. (定常解析の場合)デフォルトの緩和設定では計算が不安定になっている
    3. (非定常解析の場合) クーラン数が大きすぎる。(時間間隔が大きい過ぎる)
    4. 条件設定に誤りがある、または不自然な設定となっている
    など様々な原因が考えられます。
     
    以上、ご参考まで。