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Marcの解析結果の読み方について質問です。 線形等方性弾性モデルの圧縮を計算し、全要素の解析結果(von mises、cauchy、strain)を出力ファイルに書き出しています。 出力した.outファイルでは、von mises、cauchy、strainそれぞれ12要素の値が出てきており、初めはテンソルだと思ったのですが9要素ではないため、わからなくなりました。 そのため、この12要素の各種類と意味、順番を教えていただきたく質問させていただきました。

1_model
2_setting_job
3_job_run
4_out_file
  • ご質問ありがとうございます。
    最後のスクリーンショットで、ハイライトされている部分のすぐ上をご覧ください。
    複数の行に渡っているのでわかりにくいですが、左から
    tresca intensity
    mises intensity
    mean normal intensity
    principal value minimum intermediate maximum
    physical component 1 2 3 4 5 6
    とカラムの内容が書かれています。応力を例にとると数値は左から、
    トレスカ応力、ミーゼス応力、平均静水圧、主応力(最小 中間 最大)3成分、応力成分 (最大)6成分
    の12種類の数値が並んでいることがわかります。
  • ご回答頂きありがとうございます.
    各カラムのタイトルが改行(縦)されていたことと,
    各値についてわかりました.
    ありがとうございます.
     
    ただ,この応力成分(6成分)を用いて対角化してみたところ,
    outファイルの主応力(最小,中間,最大)と一致しませんでした.
     
    また,outファイルの主応力を用いてミーゼス応力を求めた場合は,
    outファイルのミーゼス応力と一致したのですが,
    応力成分から求めた場合,一致しませんでした.
     
    この一致不一致の原因とoutファイルの応力成分について説明をお願いしたいです.
    よろしくお願いします.
     
    05_PAP=D
  • 連続ですみません.
    engineering strain も engineering stressと
    同様な各カラム名なんですが,
    これは,ひずみテンソルも応力テンソルと同じ計算をしたということでしょうか.
    それともひずみはひずみで異なる各カラム意味を持つということなんでしょうか.
  • ご質問、ありがとうございます。返信が遅くなり、申し訳ございません。
    .out出力については、Marc Volume AのChapter 12 Output ResultsにあるElement Informationに詳細な説明が掲載されています。ご参考にしてください。
    そこの記述からご質問に関する説明を抜粋すると、
    1.主応力の計算
    これは応力成分から厳密に求めているのではなく、Jacobi法により計算をしています。Jacobi法は反復解法ですので、3次方程式を解いた厳密解とは若干の違いが出ます。
    2.Misesの計算ですが、主応力から計算しているのではないかとのことですが、少し時間をいただき、調査させてください。
    3.ひずみの計算ですが、応力と同じ式を使用しているわけではありません。要素の種類(連続体、トラス、梁、シェル)によって、仮定が異なっています。お手数ですが、詳細については、上記マニュアルをご参照ください。
  • 返信が遅くなりまして、申し訳ございません。
    Mises応力の計算ですが、ソースコードを見る限り、応力成分を使用して計算しています。
  •  
    うまくいかない例題を作成するのは、うまくいく例題を作るより難しいです。
    もし、主応力でMisesを計算しているのではないかと思われる例題があれば、こちらにアップしてください。
    調査の都合上、数要素の例題をお願いします。
  • ​返信が大変遅くなってしまい,申し訳ありません.
     
    (2)Misesの計算,(3)ひずみの各カラム
    に関しまして,ご教授いただいたおかげで,
    疑問点,不明点が解消致しました.
    ありがとうございます.
  • 問題が解決し、良かったです。
    また、何かありましたら、コミュニティーをご利用ください。
  • (1)に関してなのですが,主応力は,応力成分の6成分で算出されるため,
    添付画像の2パターンによるMises応力の計算方法によって,それぞれ算出できると思い,
    再度計算してみました.
    その結果,2パターン間において1オーダーほどの差が出ました.
    これは,Jacobi法による誤差の範囲なのか,
    それとも,成分の順番などの勘違いによるものなのでしょうか.
     
    上記で再度計算した過程と,その結果を出力したdatファイル,
    mudファイル,outファイルを添付します.
    お忙しいところすみませんが,よろしくお願い致します.
     

    Attached Files (1)
  • 主応力は剪断成分が0となるよう座標系を設定し、応力を計測したものですので、剪断成分が全て0となる応力と考えると2つの式は同じものとなります。
    これに基づき、添付いただいたモデルファイルをMarc 2017で計算し、Mises応力を出力されている応力成分と主応力で計算し、結果を比較してみました。
    添付のPDFはその結果です。時間的な制約から、数点での確認ですが、いずれも誤差は0.1%未満となっています。(ランダムに点を選び、計算したときに要素番号、積分点番号を控えていなかったため、最初の要素、積分点だけをPDFに記載しています。)
    一度ご確認いただけないでしょうか?

    Attached Files (1)